人称の書き分け

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小説の文章はその場面を描写している主体、それを明確にするルールがあります。それは人称によって書き方が変わってきます。

一人称とは

登場人物(一人)の視点で書いた文章を指します。

ひとりの登場人物の視点から、物語を最初から最後まで書きます。

感情表現が書きやすく、カメラアングルも分かりやすいので、初心者の方におすすめです。

ただ、一人称の対象になる登場人物が見たり聞いたり、経験していない事は書く事ができないので、注意が必要です。

三人称(神の視点)とは

作者の視点で書いた文章を言います。

「物語はここから始る――」
「ここまでが普通の人の観察であるが〜」

といった文章など、作者が語り手となって、物語が進むストーリーです。

宇宙や海底など、生身の人間が通常は見ることができない視点から、情景の描写が可能になります。

欠点としては、作者の視点に立った第三者的な文章なので、キャラクターに感情移入しずらい文章になりがちです。

三人称(登場人物の視点)とは

登場人物(複数)の視点で書いた文章です。

同じ三人称でも神の視点とは違って、文章の主体は登場人物になりますので、ところどころ感情的な文章も書くことができます。

例文:
そうだよね。見てみないふり。私だって以前はそうだったもん。普通。それが普通だよ。車椅子の椎名は、そう自分に言い聞かせた。

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